2011年09月14日
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感想・映画「スマーフ」

Written By: トーノZERO連絡先

「ああ、今日は14日じゃないか」

「なんだよ急に」

「吉田君も言っていた。なので、映画を見てきた」

「なんだい?」

「スマーフ。3Dの吹き替え版」

「なぜスマーフ?」

「理由は何も無い。スマーフってよく知らないし」

「ぎゃふん」

感想 §

「それで中身はどうなんだい?」

「つまり、VFXがあれば東京上空をこう描けるってことだろう」

「意味が分からない」

「つまり、ファンタジーの世界が現実に世界に漏れてきて、現実世界で戦うわけだ」

「ふーん。目新しくないじゃん」

「VFXで実写映像との親和性が高いのが新しい。昔はしょせんアニメだった」

「それで、これは子供向きのアニメなのか?」

「そういう売り方をされているふしもある。吹き替え版がメインだったりね。でも、実際の中身はそうとも言い切れない」

「というと?」

「人間側の主人公は妊娠した妻を持つサラリーマンの若い男なんだ。けして子供では無い」

「そうか」

「スマーフ側の主人公も、結婚して子供を持つ寸前ぐらいの若い男の感じ」

「子供から大人になる境界線上の物語?」

「そうとも言えるな」

「なるほど」

「結局、妻のお腹に子供がいると保身を考えてしまって、安全な策を選んでしまう妥協主義が悪いということになる。そういう映画だ」

「そこは大人向け?」

「大人を目の前にした子供に、こういう大人になれよというメッセージかも知れない」

「妥協主義に走るなよ、ってことか」

ネコ §

「他には何か?」

「ネコが凄かったな。かなりCGのネコとしか思えない動きや表情もあったが、実写と見分けが付かない」

「ネコか」

「悪の魔法使いの使い魔のネコ。ある意味でこいつがいちばんの見所だった」